レムがメインヒロインになりました。
「ここから、始めましょう。一から……いいえ、ゼロから!」
あらすじ
さて、今回はこちら、リゼロシリーズ最初のクライマックスシーン(へのプロローグ)となる第6巻です。
前回は『怠惰』ペテルギウスが登場し、9回目の死を迎えたところで終わりました。今回はその続きとなります。
大罪司教ペテルギウスへの復讐を誓い、再び王都へ『死に戻り』したナツキ・スバル。魔女教を撃退し、エミリアを救うための協力者を求めて奔走するが、候補者たちはそんなスバルに未熟者の烙印を押し、取り合おうとしない。突き放され、たった一人になったスバルが全てを諦めたとき、運命の歯車が動き出す――!
Re:ゼロから始める異世界生活6
「俺は……っ! 俺は、俺が大嫌いだよ!!」自分の弱さを嘆く叫びが響くとき、ナツキ・スバルの本当の異世界生活が始まる。
再起と反撃の第六幕。――ついに動き出す、最も新しい英雄譚。
ストーリーの概要はまさにこの通り、ペテルギウスへの憎悪を抱えたまま王都へ戻って来たスバルは他の候補者に援軍や竜車の協力を求めます。しかし、屈辱の末に手に入ったのは竜車1つだけ。
ロズワールが屋敷にいれば惨劇は起こらなかったのでしょうが、領内の有力者ガーフィールという人物の所に行っているようです。
こいつの家って屋敷編の時も誘い出されたって言ってましたね。ガーフィールが単なる被害者なのか、それとも両方に絡んでいるのかは今後明らかにされるでしょう。
エミリアとの再会:パックが『終焉の獣』の本当の姿を見せる
結局ほぼ無策のまま屋敷へ急ぎますが、途中で現れたのは前にも話に登場した白鯨です。こんな巨大生物が浮遊してたら怖いわな…。
白鯨との戦いと消されたレムの存在
どうやらスバルの魔女の残り香に誘われているようでスバルを執拗に狙って来ます。レムはスバルを助けるために白鯨を撃退しようとしますが……。
どうにか命だけは助かったスバルは今度こそ屋敷にたどり着きます。しかし、なんと屋敷のみんながレムのことを忘れている、それどころか部屋も含めてレムの存在が世界から消えているという怪現象に遭遇します。
これは白鯨のせいなのか…というところでエミリアと再会。
嫌な予感しかしないな……
パックの本当の姿は…。
和解するどころか決裂しかけますが、痛みに耐えて死に戻りについて明かすことを決意します。しかし、スバルの前であり得ない現象が。普段は時間の凍結とスバルへの幻痛だけのはずが、片手がエミリアの元に…エミリアは魔女の手によって殺されてしまいます。
いや嘘でしょ……これはとんでもないことになりました。
色々あって魔女教のもとへ辿り着き、突然現れたパック(巨大化)によってペテルギウスも無事に死にますが、エミリアの死によってパックは世界を滅ぼそうとします。もちろんスバルも瞬殺…。
死のループに入って3回目の死ですが、やはり止めを刺したのは全てパックだったんですね…。
一から……いいえ、ゼロから!
絶望の中、またもや王都に戻って来たスバルはレムと共に遠くへ逃げることを提案、自身の弱さを告白します。
レムはそれを実行した時のことを想像し、2人で生きていくのは確かに幸せだろうと言います。当たり前ですがアニメ挿入歌の「Wishing」と重なり、思わず涙ですね…。
しかしレムは、スバルの手は取れないと言います。理由はエミリアやロズワールではなく、
「諦めるのは簡単です」
「でも」
「スバルくんには似合わない」
さらにレムはスバルが自身の「英雄」であると言い、さらにあの言葉を言います。
「ここから、始めましょう。一から……いいえ、ゼロから!」
5、6巻通して常になんらかの負の感情を抱いていたスバルですが、とうとうレムの言葉によって再生します。
ここまで感動的なタイトル回収は初めてです。本当に最高のシーンでした!
もう一度、ゼロから始めるスバルの異世界生活。まさにRe:ゼロから始める異世界生活です!
今までの、鬱展開と言われる時期は終わりました。ついに本当のリゼロが始まります。
クルシュさんたちを仲間に引き入れ、次回、白鯨討伐戦です!
スバル死亡回数 1
累計 10