さて今回はリゼロ短編集3作目です!
Re:ゼロから始める異世界生活 短編集3 (MF文庫J) [ 長月 達平 ]
今回の最大のポイントは普段とは違う方が絵を担当している点です。普段とはまた違ったリゼロを楽しめるのではないかと思います!
もうお馴染みとなったロズワール邸での1ヶ月の話が2つ、スバル以外の視点が中心となります。この屋敷は15巻で全焼したんですよね…。
気を取り直して各話について紹介して行きます。
『マイ・フェア・バッドレディ』
短編集では安定のギャグ回です。ロズワール邸にやってくるという天才料理人には多くの不思議な二つ名があり…
「流浪の天才料理人」「龍をも唸らせる究極の料理人」「好色で女好きだけど伝説の料理人」「首切り料理人」など…
スバルも言ってますが、「待て待て待て待て!」となりますね笑。好色ということで、男の子のスバルは料理にありつけないよう。さらにエミリアのテーブルマナーが試されるのではないかと考えたスバルの取った行動は…笑。
ナツミ・シュバルツ登場です笑。女装して参加するスバルは、エミリアの目を騙すことに成功します。(ただしエミリア以外には即バレる)
これは面白すぎました笑。スバルがなんだかんだで器用なのもよく分かりましたし、上手くその器用さを活かせば有用そうな気もします。
最後はロズワールが料理の味を楽しめなかったというような、少し気になる記述もありました。
味を感じていない…?
『ーーーーペトラの見た世界』
これは小説3巻のペトラ視点での物語となっています。
『聖域』編で一気に存在感を増した感のあるペトラですが、最初はスバルを嫌っていたことなど、新たな側面が見える内容になっています。
スバルからしたらペトラの初対面は何回か繰り返しているのですが、他の人からしたら最後のループが唯一無二だということを改めて認識します。
ペトラ回ということで、ロリコンさんにはたまらないでしょう、知らんけど。
『レムの極々平凡で幸せな一日』
僕たちのメインヒロイン、レム視点での話となります。もっとレムを登場させてくれーーー!
内容としてはスバルとラムへの愛、エミリアをはじめとする屋敷の面々とも距離が縮まっている様子が描かれます。
「毎朝毎夜」スバルの寝顔を見ていたり、主にスバルやラムのことについて書いた日記が1ヶ月で6冊まで進んでいたり、、、
僕たちのメインヒロインとは言ったけれど、一歩間違ったらメンヘラ一直線な空気を見せて来ます。まあそんなことにはならないと思いますが。
レム回ということで、みなさんたまらないでしょう。
『カララギガール・ミーツ・キャッツ』
こちらは幼い頃(12歳くらい?)のアナスタシアさんの物語です。ロリコンさんには(以下略)
リカードとは既に知り合った後ですが、まだ商会の小間使い時代の話です。
そして!鉄の牙の重要メンバーであるミミたちとアナスタシアの出会いが描かれます。3人とも現在とあまり変わっていないけれど、一体年齢いくつなんだ…?
アナスタシアさんの頭の良さや常人離れした精神力の片鱗を伺うことができます。
この歳でこれは恐ろしいなと感じます笑。
『陽光、水面を照らしてーーー』
こちらは王選の前のプリシラたちの物語となります。前回の短編集の後くらいですね。
死者に会えるという噂の泉と行方不明事件の調査にあたるプリシラたちですが、何やらアルが奇妙な亡霊のよう人に出会い…。まさかとは思うけど嫉妬の魔女かな?
ちょっと違う気もしますが、スバル同様異世界に召喚されたわけですからね。前回も特殊能力っぽいのを使っていましたが、アルにも何かがあるねきっと!アルだけに!
さて、つまらない一言で紹介を締めくくってしまいましたが…。
今回は屋敷の1ヶ月以外の話も多めでしたね。本編は15巻、聖域の話が終了して新展開、というところですが、とにかく登場人物たちに事情が多いです。Exシリーズという番外編が書かれるほどですからね。アルはスバルと同じ立場ですし、絶対に何かがありそうです。
まだまだ謎の多い作品ですが、今後にもつながりそうな短編だったと思います!