みなさんこんにちは、今回はこちらです!
Re:ゼロから始める異世界生活20 (MF文庫J) [ 長月 達平 ]
とうとう20巻目かと思うと、結構読んできたなーと思いますね。
そしてこの20巻では水の都「プリステラ」でのゴタゴタが決着となります。やはりリゼロらしく謎や問題を残したままで終わってしまうのか…?というのが気になるところでしたね。
それでは内容に入っていきたいと思います。
因縁の敵、『暴食』の大罪司教
カラーの挿絵の1ページ目には可愛いレムの絵が!
何かと思ったらレムを喰らった『暴食』とオットーたちが出くわしてしまったようですね。オットーの機転、魔石によって意識を取り戻したベアトリス、そして秘密兵器(エキドナが作ったらしい笑)を持っていたフェルト。
3人+αで大罪司教撃破か!と思いましたが…。
第三の女とでも言いましょうか。女というより少女ですが、倒したはずの『暴食』の姿が変わった?怪我もしていないようですし、大罪司教はやはり普通の人間ではありませんね。
最初にいたのはバテンカイトス、代わりに出て来たのがアルネブであり、前回スバルが気付いたように、やはり星の名前です。
よく分からないうちに去ってしまい、結局敵討ちをすることはできませんでした。
アルデバランの秘密とは… VS『色欲』
お次はアルと『色欲』の大罪司教、カペラの戦いについてです。変幻自在かつ無敵?の権能を持つカペラに対して苦戦するものの、アルは相手の攻撃を見切って迎撃!
会話の様子からも「死に戻り」のように、起こる未来を知っていたとしか思えません。どうやら何回も死んでいそうな発言もしているので、普通にスバル以上に死んでいるのかもしれませんね…。
さらに、プリステラの要人たちを殺し回っていたのも、こちら側が全滅の危機に瀕した時に水門を解放したのもアルだったようです。
やり方はアレですが、、、うーんなんとも言えない。
とにかくアルには秘密が多い! 今後明かされていくことに期待しましょう。
ガーフィール VS 亡霊のクルガン
そしてガーフィール!
今回の章、そして前回の聖域編と、イメージに似合わず悩める少年という印象を受けましたが、とうとう目の前のことに集中するようになります。
そんなガーフィールが戦うのは八つ腕のクルガンの亡霊です。ガーフィールの腕は2本しかないので(当たり前)苦戦を強いられます。
即死級の攻撃をギリギリで受け流し、地霊の加護の回復力をフルに使いながら、最後はスバルやオットーのような戦略勝ちを収め、奇跡的に勝利します。意識のないはずのクルガンでしたが、最後の瞬間「見事」と言い残し、灰となって消えていきます。
地霊の加護の力凄すぎる…。そして戦いの中、何回も登場した言葉
「判断は一瞬、行動は刹那、結果は直後」
は非常にカッコいいなと思いました。
テレシアとヴィルヘルム、感動の剣戟
そして20巻のクライマックス、テレシアとヴィルヘルムの戦いです。
これは…ぜひアニメで見たいですね。しかし、そうした至高の剣技に、異物であるハインケルが割って入って来てしまいます。
ハインケルが瞬殺されるのかと思ったら、今度は我らが英雄ラインハルトがやって来ます。クズルス、いやレグルスのことも認めなかった龍剣がとうとう抜かれます。(これシリーズ初めてじゃない?)
これはどんな戦いになるのか…?と思ったら。
『剣聖』の加護強すぎですね。こちらの戦いこそ一瞬で決着がついてしまいました。
そしてここで突然、テレシア視点での回想シーンが入ります。これまでことあるごとに語られて来た剣鬼の物語ですが、ついに終焉を迎えそうです。
剣鬼恋歌ーーー断章
回想シーンではやはり重たい過去と、死の瞬間に『虚飾』のパンドラに出会ったことが判明します。
これ以外にもハインケルがかつては真摯に剣と向き合っていたこと、その妻は「眠り姫」となり昏睡状態であることなどが分かります。これは同情の余地がありそうですね…。
また、ヴィルヘルムの肩の傷についても真相が明かされます。なんでテレシアがヴィルヘルムを傷つけたのか、何気に気になっていたんですよね。
白鯨討伐に挑むテレシアを追って来られないようにするという、切ない理由だったとは…
そしてクルガンと同様、テレシアは自らの意識を取り戻してヴィルヘルムと言葉を交わします。これは1人の時に読むことをおすすめします…。番外編のExシリーズを読んでいたら涙は必死の感動シーンです。
「私は、お前をーー」
「あなたは、私をーー」
「ーー愛してる」
静かに灰となり、ヴィルヘルムはその遺灰を上着に包み込むのでした。
うわーーーー、なんやこの感動は!
プリステラ攻防戦リザルト、襟ドナ?エキドナ?
そしてリザルトです。
オットーたちとは別の『暴食』と戦っていたリカード&ユリウスですが、なんとリカードが片腕を失い、ユリウスは暴食に喰われてしまったと分かります。なんということでしょう…。
レムとは違い、ユリウスは昏睡状態にはならなかったようです。どういう違いがあるのか、まだまだ謎は多いですね…。
また、最後の最後で爆弾が登場!
アナスタシアの襟巻きは人工精霊エキドナが擬態していたものであり、さらに今はエキドナがアナスタシアの体を借りたまま戻れなくなっているようです。
この襟ドナ(スバル命名)は、『強欲』の魔女エキドナによって作られた精霊のようで、魔女教の狙いはこちらだったようです。
思えばアナスタシアさんとユリウスのイメージもかなり変わりましたね。最初は正直に言って悪い印象しか持っていませんでしたが、今では王選関係者で嫌いなキャラはいません。
思えばアナスタシアさんとユリウスのイメージもかなり変わりましたね。
最初は正直に言って悪い印象しか持っていませんでしたが、今では王選関係者で嫌いなキャラはいません。
驚きの展開ではありますが、襟ドナの提案によって「アウグリア砂丘」の塔にいる「賢者」の元を訪ねることに。襟ドナは体をアナスタシアに返すため、そしてスバルたちは『暴食』の被害者たちの記憶を取り戻すために、次回から砂丘へと向かうようです。
やはりハッピーエンドとは程遠い終わり方をするのがリゼロですね…。
続きが気になります!
レムの目覚めの時を刮目して待ちましょう!
スバル死亡回数0
累計19