みなさんこんにちは。
今回はこちら、Re:ゼロから始める異世界生活 短編集5 (MF文庫J) [ 長月 達平 ]です!
早くも短編だけで5巻か…と思いますね。それでは早速、まずはあらすじです!
フェリスに治癒魔法を教えた導師ガリッチ。その師弟の日々と、『青』の称号を受け継ぐまでを描く『青の継承者』。
幼き日のアナスタシアが、可愛い猫の三姉弟を手に入れるために奮闘し、運命と出会う『カララギガール&キャッツアイ』。
オットーの強制里帰りに、護衛と賑やかしで同行するスバルとガーフィール。いまだ絆の浅い三馬鹿が事件に出くわす、『三馬鹿が行く! 土蜘蛛編!』。
「ナツキさんって、一緒にいてもいなくても迷惑かけてくるのやめてくれませんかねえ!?」
いずれも今を築く、絆のための物語。全編Web未掲載、この物語、必見――!
青の継承者
まずは表紙にいるフェリスの物語ですが、これはまだ王族が生きていた頃の話です。
フェリスが本当にすごい治癒術師だと言うことが分かるストーリー展開ですし、ロズワールとスバルの師匠が登場したのにも驚きました!ロズワールはガリッチ爺さんからまともな貴族だと言われていました。
猫耳(=亜人)であることで差別を受けることも多いフェリスですが、ロズワールはそういうことはしないようです。
確かにエミリア陣営の中で、普通の人間はスバルとペトラだけですしね。
ちょっと見直しちゃうやん……。あ、そう言えば人間はオットーもいましたね笑。
ハインケル・アストレアとその妻も登場します。「眠り姫」となった奥さんですが、これは暴食と関係があるのでしょうか?ハインケルも、ガキだと侮っていた少女が騎士団に来るとは思わなかったでしょう。
短編集があることで、どのキャラにも深みが生まれる気がしますね。
カララギガール&キャッツアイ
襟ドナ登場!リカードとアナスタシアさんに猫たちと、アナスタシア陣営がかなり昔からの関係だったと分かります。
クルシュとフェリスの絆も良いですが、アナスタシアさんたちの家族感にも納得ですね。前も書きましたが、第一印象がかなり悪かったアナスタシアさんも好印象に変わりました。
命の危機の連続でしたが、襟ドナとの協力のお陰もあり、どうにか突破することに成功します。
そして最後の最後、恐ろしいことに事件の黒幕が『色欲』の大罪司教だったと分かります。どうやら襟ドナが目当てだったようです。と言うか、プリステラでアナスタシア(=襟ドナ)と『色欲』って直接対峙していましたね…怖すぎる。
三馬鹿が行く! 土蜘蛛編!
まだ聖域での出来事から1ヶ月程度しか経っていない頃の話となります。まだ絆の浅い三馬鹿ですが、オットーの弟のところで行くことに。しかし、土蜘蛛と呼ばれる危険生物によって町は危機に瀕していました。
が、そんな町でオットーは前回の短編集4巻で登場したマローネさんと再開します。スバルの言葉通り「春の嵐がくるぜ……!」と思いました。
危険な土蜘蛛ですが、正体は魔獣ではなく、精霊だったようです。邪精霊へと堕ちてしまうかどうかの瀬戸際、立ち上がったのはオットーの弟で…。
今回のような感じで、15巻と16巻の間にある1年間の空白も、短編集で埋めて欲しいですね、作者さんお願いします!
あとオットーにも春の嵐を吹かせてあげてください!