それでは今回はやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー(2) オンパレード です。オンパレードとは勢揃いのような意味であり、この言葉通り、様々なキャラが登場します。
前回に引き続き、今回も2つの作品をピックアップしてご紹介しようと思います。
思いのほか比企谷八幡の受験指導は的を射ている。」
田中ロミオ(代表作 人類は衰退しました)
挿絵 戸部淑(代表作 人類は衰退しました)
この話は、高校受験直前の小町のクラスでの問題をヒッキーが解決(?)するというものです。やはり現役の大学生としてはこれをご紹介するべきだろう、と思いました。
クラスの雰囲気がギスギスしたり、サボるやつが出てきたり、、、
流石に実際にこういったことはありませんでしたが、受験期の話というだけでなんとなく懐かしさが込み上げてきます。あと、小町のクラスのほとんどがノリで東大を目指しているのには笑いました笑。ヒッキーは「無理だよ!」と心の中で叫んでいますが、、、
ヒッキーは最高に堕落した姿を見せることによって事態を改善しようとするという、流石としか言えない雰囲気でした。
話が脱線しますが、挿絵を担当されている戸部淑さんの扉絵は、小町の様々な様子がまとめられており控えめに言って最高でした!
「やはり妹さえいればいい。」
この話は本編から少し経過した後、共通テストまで約9ヶ月というタイミングらしいです。ヒッキーは私大文系のはずですが、共通テストを気にするのはさては早稲田でしょうか?ヒッキーの受験計画はさておき2巻は受験ネタがところどころに出てきますね。
ヒッキーは「出遅れどころか手遅れまである。」なんて考えていますが、結局予備校のパンフレットを見るくらいしかしていないようです。大丈夫、今から本気出せば可能性は十分にあります。
「青春とは嘘であり、悪である。」なんてことを書かずに、真面目にやれば小論文得意そうですし、慶応も行けそうですね、知らんけど。
真面目にやれば小論文得意そうですし、慶応も行けそうですね、知らんけど。「青春とは嘘であり、悪である。」とか書かなければ大丈夫そうです笑。知らんけど。
話の本筋は川崎大志の部活に関する相談です。そういえばこいつもいたんだっけ。最初は新生奉仕部といろはすの部室での様子が描かれており、実家のような安心感です。小町が部長として活動しているのを見ることができるので、その部分での新鮮さはあるものの違和感は全くありませんね。
川なんとかさんもきっちり登場してきます。学費の面で国公立に行かなきゃ、という話が本編にありましたが、その気持ちはよくわかるので、ヒッキーが犠牲になってでも受かって欲しいものです(おい)。
あとはなんと言っても雪乃と結衣でしょう。ヒッキーがいろはすと仲良く(?)していると2人そろって冷たい目で見ていたり、小町の小姑発言に対して殊勝にしていたりと、本編以上にヒッキーに対する好意がバレバレですよ!
かなり楽しみながら書いているんじゃないかなーということが伝わってきます。
なんか受験の話が多めになってしまったような気がしますが、今回はこの辺りで終わろうと思います。次回は結衣sideとなります!(当サイトは由比ヶ浜結衣を全力で応援しています。)