雪乃かわえええええ! 推しが変わりかねない…
はいみなさん、こんにちは。今回は俺ガイルのアンソロジーシリーズ第1巻です!
こちらは様々な作家さんが書いた二次創作を集めたような作品で、最後には作者渡航先生本人による短編もあります!
雪乃side
それでは早速、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー(1) 雪乃sideについてです。俺ガイルシリーズと言えば2019の初冬にシリーズ完結、2020年夏にはアニメ完結、そして今、2021年秋に俺ガイル「結」が発売と、ここ数年で動きの大きな作品です。
まず全体についてですが、確かにどの作品も中心的なポジションに雪ノ下がいるストーリー展開です。全体で6つの短篇から成り、最後の1つが渡航さん作であることは他の3冊と共通です。
アンソロジー全体についての記事で書いた通り、渡航さんの作品の他に1つの作品についてと渡航さんの作品についての2つをピックアップして紹介していきたいと思います。
「そして雪ノ下雪乃(29)は問い直す」裕時悠示
それでは1つ目です!
まず作者の方の代表作を言っておくと「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」です。これも有名作品ですね。
ざっくりとした話の筋は、まさに雪ノ下雪乃(29)が登場するifストーリーです。
主人公はコールセンター勤務のヒッキーに似た大人です。最初はヒッキー本人かと思いましたが、雪乃以外の登場人物は本編とは別です。しかし、本編の登場キャラとよく似たキャラが多く登場するため、不思議な雰囲気です。
結衣に似ている人に対しては優しく接していて、関係性も踏襲されていると感じます。
また、懐かしの相模とよく似たキャラも登場しますね。本編の文化祭編を読み直しておくと100倍楽しめます。雪ノ下しか登場しないとは言え、十分に本編のキャラたちの空気を感じることができ、かなり面白い話だと感じました。このような作品を思いつく発想力は、作家の凄さを感じます。
本編からの登場人物が雪ノ下だけという、かなり異色の作品でしたが、印象には強く残りました!
そして2つ目、次は渡航さん自身の作品です!
「斯くして、彼の前に新たな敵は現れる。」
「こいつ誰だ?」というのが読み始めたときの感想ですが、すぐに雪乃パパだと分かります。本編では完全に空気だった彼ですが、アンソロジーの第1巻で見事に主人公となりました!
話は彼の1人称で進んでいくので心の声が聞こえるのですが、中身が意外すぎる笑。この人も少しヒッキーに似ている気がしますが、かなり面白い性格をしています。一体過去に何があったんだ…。
雪ノ下家4人での会話が話の中心となりますが、雪乃と陽乃の関係性がかなりいい感じに描かれているので、心暖まる光景が見えるようです。
時期的には本編の後であり、雪乃の様子がもうたまらないですね、、、
多分ヒッキーとスマホで話しているのでしょう、足をバタバタさせ、クッションに顔を埋め、もう可愛すぎですね、ヒッキーそこ変われ。やっぱり俺ガイルのヒロインは雪乃だとよく分かりますね。(ただし当サイトは由比ヶ浜結衣を全力で応援しています。)
少々テンションが上がってしまいましたが、まあつまり最高ってことです。アフターストーリーが好きな人にとっては(もちろんそれ以外の人にとっても)、最高だと感じることのできる1冊だと確信しています。この後2~4巻にも期待できそうです。