まだまだ続く、特別試験!今回は人狼風の「干支試験」です!
ってなわけで、今回紹介していくのはようこそ実力至上主義の教室へ4 です。
3巻でようやく無人島サバイバルが終わったと思ったら、今度は豪華客船での人狼ゲーム(干支試験)がスタートです。サバイバルでは体力が重要でしたが、今回は純粋な知力のぶつかり合いになります。
干支試験、開始。本気を出し始める綾小路。
どうやら夏休みの前に担任の茶柱先生に脅されていたらしく、綾小路が徐々に本気を出して来ているようです。読んでいて気持ちいいですね!
干支試験開始の直後に堀北と話し合っているシーンも、いよいよ本格的にストーリーが始まった印象を受けます。
前回の最後に本性を少し現しましたが、やっぱりあれが本当の姿のようですね。クラスメイトのことを、使えるかどうかで見ているシーンも出て来ます。
今回のヒロインは軽井沢恵!
そして今回のメインキャラは軽井沢です!正直に言ってここまでは平田にくっつくモブ程度の認識でしたが…とある秘密を共有することで綾小路と協力関係を築きます。
最終的には平田と軽井沢を仲間に引き入れたのかな…?といった感じです。(綾小路の認識では仲間ではありませんが)
軽井沢と平田の過去に関しては多少のネタバレになるので、後に回します。
綾小路と一之瀬のグループは。
干支になぞらえてグループを分けた干支試験。なんと綾小路と僕の推しキャラ一之瀬が同じグループです。
可愛い!だけじゃない!
綾小路は今回も策略を巡らせ、人狼ゲームのキーとなる携帯端末を使って二重三重に周囲を騙します。しかし、一之瀬の知力も想像以上ですね。
綾小路と引き分け、どころか実質一之瀬の勝利で終わります。可愛くて天真爛漫な印象の一之瀬ですが、それだけじゃないのが良いですね。
おまけで高円寺は、ダントツの速さで干支試験をクリアします。これはすごい笑。各クラスのキレものたちの誰よりも優秀かも知れません。頭おかしいですが。
各クラスの頭脳派がぶつかり合う4巻、頭脳バトルものを読んだのは初めてですが、めちゃくちゃ面白いですね。
ノーゲームノーライフあたりが有名どころかな、というくらいの認識でしたが、他の作品も読んでみたくなりました!
ちょいネタバレ。まずは平田と軽井沢の過去。
表の干支試験の裏では、ストーリーのターニングポイントとなりそうな出来事が…。
その平田と軽井沢の過去と現状についてですが、これがなかなか壮絶です。
軽井沢恵
ずっと虐めに遭っていたらしく、その恐怖から高校では保身に走ります。それが今の軽井沢の姿。自分が強者になり、平田と付き合うことでその立場を盤石にするということです。
つまり2人は偽造カップル…!
苗字呼びであることに違和感を抱かれているシーンがありましたが、さりげない伏線になっていたんですね…。
平田洋介。まだ何かある?
そしてその偽造カップルを受け入れた平田。
こちらもまた虐め問題です。かつて仲が良かった同級生が虐められて自殺未遂…。虐めに気付きながら友人を救うことができず、その後悔をずっと引きずっていたのです。
せめてもの罪滅ぼしという感じでしょうか、軽井沢の頼みを受け入れ軽井沢の立場を守っています。
この2人、特に平田に関してはまた語られる時が来そうですね。
干支試験の結果は?
そして気になる干支試験の結果。
前回は綾小路にしてやられたCクラスの独裁者、龍園ですが、今回はこのクズが一気に来ます。干支になぞらえたグループ名と選ばれる人狼の規則性に気付き、Aクラスの人狼を全員的中させます。自身のグループに関しても己の観察力によって人狼を看破するという…。
綾小路はこのクズのことを最も警戒していましたが、その感覚は正しかったってことですね。龍園は堀北の背後にいるブレーン(=綾小路です)の正体を暴きたいようですが、綾小路は隠し通せるのか?注目です。
そんなこんなでCクラスが圧倒的な強さを見せた干支試験。Dクラスは綾小路と高円寺のお陰もあり被害を最小限に抑えます。
しかし龍園はこれからも大きな敵となって立ちはだかりそうですね、今後の戦いにも注目です!