ギャンブルやっちった。あれ、しかもこれ異世界ファンタジーだっけ?
というわけでこんにちは。今回は前回に引き続き、SAOプログレッシブの8巻、ソードアート・オンライン プログレッシブ8 です!
7層に到達し、キズメルを脱獄させたキリトとアスナ。カジノの不正を暴くため、まだまだ戦いは続きます!今回は7層の後編ということで、フロアボスの攻略についてもきちんと描かれます。
最後はキリトの身に決定的な異変が…。まあ74、75層でのキリトを思い出せば、全ての問題は万事解決すると分かりますし、大船に乗った気分でいられますが笑。
ちなみにこの記事はLiSAさんの「往け」を聴きつつ書いています。
カジノの裏(物理的に)に近付くキリト…
7巻の最後ではカジノ裏にある厩舎へ向かうキリトで終わりましたが、今回はその続きです。
幸いその先にPK集団がいる!ということはありません。
結局PK集団はPoH以外のやつが後のラフコフと繋がっているのか微妙ですね。
アリシゼーションで登場した「剣ないよ〜」のジョニーブラックは、プログレッシブ編でキリトとデュエルしたモルテ(だっけ?)に近そうですが。
デスガンのGGOでのキャラ名(ドイツ語でステルベンだっけ?)が和訳すると「死」、モルテもスペイン語かイタリア語で多分「死」なので、一応繋がってる?
まあPK集団は今回登場しないので、考察厨タイムは終了です。
PK集団はいなかったものの、コルロイ(カジノ運営者の片方。不正してる爺さん)側に見つかってしまいます。そこで文庫裏表紙の麻袋が登場するのですが(笑)、それはさておき。
ニルーニル様、命の危機!その正体はなんと…
コルロイの計略によってニル様が倒れ、その命に危機が迫ります。なんとニル様はヴァンパイアというびっくり事実が明らかに。
通常の回復手段は効かず、フロアボスのドラゴンを2日以内に倒す必要があるという事態になってしまいます。
しかも同時にフォールンエルフ方面もどうにかしないと…という絶望的な状況。
なんでや!
この状況を打開する唯一の策としてかつてない大博打に出ることになったキリトとアスナ。
その解決策とは、、、カジノですよギャンブルですよ!
ほぼ全財産を賭けたギャンブル!
キリトとアスナはモンスター闘技場でギャンブルをし、その間にアルゴとキズメルがコルロイの部屋に忍び込むという作戦を決行します。
そして手に汗握るギャンブルの結果、キリトとアスナは…大勝利!
なんかそんな気がしてましたが、無事に最高報酬のソード・オブ・ウォルプータを入手。さらにそれを餌にALSとDKB、2つのギルドを動かします。
アルゴ&キズメルも無事にミッションコンプリート。さあここからどうなる?と思いましたが、その後は割とあっさりしていました。あっさりと言うか何も事件が起こらず、フォールンとの戦いもありませんでした。
ぶっこわれ性能の剣の代償は…。
キリトが入手した最強の剣は、毒無効&常時回復&全攻撃クリティカルというぶっこわれ性能。ですが、、、
ヴァンパイア以外が使うと経験値が常時吸い取られるというぶっこわれデメリットも。と言うか、そもそもヴァンパイア以外はその力を引き出せないっぽいです。
そこで残念ながら今まで通りの剣で戦うキリトでしたが、やはりボスのHPゲージが最後の1本になったところで致命的なピンチに…。
ニル様は最後の力を振り絞ってウォルプータの剣を振るいますが、あと一歩足りません。
ニル様の命を助けるため、キリトは自らの血をニル様に吸わせ、体力(HP)を回復させます。当然と言うべきか、ヴァンパイア化してしまうキリト。ソード・オブ・ウォルプータの力を引き出し、剣を振って衝撃波を発生させ、ボスを無事に討伐します。もちろんニル様の命を救うことに成功!
プログレッシブして行く中で残る問題の数々
プログレッシブはなかなか完全なハッピーエンドがないですね。特に今回はそれが強いです。ざっと箇条書きにするだけで、
- キリトのヴァンパイア化
- 実質的にダークエルフから追放されたキズメル
- コルロイの後ろ暗い事情
ですかね。あとがきにも、また7層には戻ってくると書いてありますし、後にも先にもあまり聞かない展開となりそうです。
もちろん恒常的な問題としてフォールンエルフ&PK集団もありますし…。PK集団はそれこそラフコフ掃討戦まで続いて行く話なのでプログレッシブでの解決はないと思いますが、エルフに関してはここからどうなって行くか期待が高まりますね!
8巻の感想まとめ【続きが気になりすぎる!】
今回はまだまだ問題が残った回ということで、非常に続きが気になりますね。プログレッシブ編は番外編、スピンオフと言って良いポジションだと思いますが、めちゃくちゃ人気なのも分かります。
日常の描写がいいね
ソードアートオンラインという究極の非日常の中の日常、これがいいですね!
今回のラストシーンはヴァンパイア化したキリトがみんなと一緒に夜のビーチでゆっくりします。この緩んだ感じが、本編ではあまりないですからね。
アスナの望みも無事に叶ったようで、良かったですね!
キリトがヴァンパイア化した影響で昼に活動が出来なくなってしまいましたが…
これじゃあ引きこもりに逆戻りやん!
後は食事の描写!キリトたちがアインクラッドの中で生きているのを一番実感するのは食事シーンのような気がします。ちょいちょい現実に準拠したものも登場しますが。
今回ではギリシャのドルマ、ムサカ、ウーゾですね。
ってかアスナとアルゴは何でも知ってるな。知ってることだけ、とか言われそうですが…。
一応言っておくとこれら3つは聞いたことも見たこともありませんでした笑。
ファンタジー感が強い!
SAOと言えば、ファンタジー的な世界でありながらあくまでデータ、というのがポイントのように感じます。
が、ドラゴンとの戦いに竜の血にヴァンパイア化、剣から出たビームと、今回は異世界ファンタジーそのものという気がしました。
NPCにプレイヤーが吸血されるとか、微妙に考えにくいですし。
ですが、より作品の世界に入りやすくはなったかな?とは思います。未解決の事件が多い今回でしたが、これからどうなっていくのか、また次回!