みなさんこんにちは。今回は『魔法科高校の劣等生9,10,11来訪者編』です!
こちらは2020年秋にアニメ化されたので、ストーリーを知っている方も多いかと思います。
今回はその原作小説についてです!
アメリカから来た新たな美少女、アンジェリーナ=クドウ=シールズ、通称リーナ。
シリーズ初の3巻構成となる今回は、後々の重要人物である彼女を中心に進んで行きます。
前回の8巻は過去編でしたが、今回は今後につながる重要エピソードとなっています!
それでは行きましょう、魔法科来訪者編、ネタバレ注意!
来訪者リーナの正体は?
まずこれは最初に明かされることなのですが、留学生リーナの正体はアメリカの戦略級魔法師アンジー=シリウスです。
つまり世界最強クラスの魔法師なので、深雪とも互角の力を見せています。
深雪がすごいと言うべきか、リーナがすごいと言うべきか…
そして、そんなリーナが日本にやって来た目的は、ずばり達也と深雪の偵察です。
横浜騒乱編の最後に放った達也の魔法にアメリカが動き、リーナがやって来たということです。
今の時点では味方ではないリーナですが、かなりのポンコツぶりを見せてくれる面白いキャラです。
と言うか、僕の推しはこのリーナなんですよね。
達也や深雪と激突する場面もありますが、明らかに仲間になりそうな気配がするキャラとなっています。
大規模な戦闘の後、達也が、軍人をやめて日本に来ないか的なことを言って終わるのですが、これは伏線でしょ絶対って感じですね。
本当の「来訪者」はリーナではない…
そして今回の話のすごいところはサブタイトルですね。
”来訪者”というのは普通にリーナのことかと思ったら、真の来訪者は別にいました。
これはアメリカで行われた「ブラックホールを作る」という、狂気を感じる実験が関係しています。
この実験によって思念体のような生物もどき、”パラサイト”が生み出されてしまったのです。
パラサイトはまさしく異世界の生物のような感じで、人に寄生して人格を乗っ取ってしまいます。
これが本当の”異世界からの来訪者”というわけですね。
パラサイトとの戦いは今回の話の中心とはなりますが、まだまだ先々まで続く戦いの始まりに過ぎません。
結局全滅させることはできませんでしたし…。
今回で達也たちの1年生編は終わり!
というわけで1年生は今回で終わりとなります。リーナがアメリカに帰って終わりですね。
今回は戦闘シーンも多く、達也と深雪とリーナ、そして達也の周りの同級生がとんでもなく強いことがよく分かりました。
まあいっつもこんな感じではありますが…。
アメリカの少年レイモンドに、パラサイトが寄生してしまったロボットのピクシーと、新たな登場人物(?)も増えて来ましたね。
魔法科シリーズの特徴の1つは膨大なキャラ数です。次回からは新1年生も加わり、ますます増えますね!
シリーズ完結後に読むと伏線の多さに驚くわ…
実は僕は小説本編の完結まで読んでいるのですが、この時点でも多くの伏線があることに驚きます。
思わせぶりな台詞とかが結構多いですし、何かあるなというのは分かると思いますが…。
正直言って、シリーズ32巻まで読んでもよく分からんっていう要素もあります。
おそらく「メイジアン・カンパニー」でさらに明かされそうですが…。
そんな要素への伏線がこんなに早いタイミングで登場していたとは、って感じですね。
2周目でも新しい発見がある作品だと思います。それでは次回は2年生に進級する、ダブルセブン編です!