追うものと逃げるもの。
数々の妨害を振り切って達也は水波を救出できるのか??
はい、というわけでこんにちは。今回は『魔法科高校の劣等生28,29追跡編』です。
前回の急転編では水波の予想外の行動が引き金となって光宣の作戦が成功してしまいました。
今回はそのタイトルの通り、逃げた光宣を追跡する回となります。
が、必死に追いかける達也の前には数々の妨害が立ち塞がります。
それでは魔法科28,29巻、クライマックスの足音が聞こえる『追跡編』です!ネタバレ注意!
光宣の話を聞いて即座に追いかける達也だったが…
今回の冒頭は前回のラストシーンからダイレクトに繋がっています。
巳焼島で深雪から連絡をもらった達也は空を飛んで光宣を追います。
深雪との交錯によって一時的に力を失っている光宣を追うことは容易いのですが…。
なんとここで、封印したはずのパラサイトが達也を狙ってやって来ます。
幽体離脱によって現れた、実体のない状態の敵。かなり苦戦する達也ですが、新たな力に目覚めそう?
達也にはエレメンタル・サイトと天才的な頭脳があるため、観察も考察もできるんですね。
う〜ん、羨ましい限りなんだけど…
結局亡霊との戦いによって光宣を見失ってしまいます。
富士の青木ヶ原樹海に隠れた光宣と水波。
結界によって隠れた状態ですが、達也は確実に光宣の所在を特定して行きます…!
ルウ・ガンフウと千葉くんの戦い、ついに決着!
上巻のクライマックスはずっと前から登場していた「人食い虎」と、エリカの兄の戦いとなります。
まさか、また死んでしまうんじゃ…と思いましたが。
切り札を最後まで取っておくことで見事「人食い虎」を倒します!
初登場時はなんだこの化け物は…って感じでしたが、真由美先輩と麻利先輩に負けるなど意外と雑魚っぽい描かれ方をした敵でしたね笑。
やっぱり剣での戦いはかっこいいな!
このシーンは是非とも映像で見たいところです。
表紙の茶髪美少女はお察しの通り……
そして表紙の美少女2人ですね。
片方は普通にリーナですが、もう1人は見たことがありませんねぇ。
まあ、変装した深雪なんですけど
追跡のために深雪のそばにいられない達也は、深雪の護衛にリーナを付けることに。
さらにはリーナの仮装魔法「パレード」によって深雪の見た目を変えたのです。
その結果、リーナと似た雰囲気の茶髪美少女が誕生しました。何なら深雪の素顔より可愛いような気もします。
そして、編入試験を受けるリーナは面白可愛いです笑。
最初は「落ちたらどうしよう」と言っていたのに試験後は「ワタシの実力を以てすれば、当然の結果ね」と言う勢いです。魔法科シリーズでは貴重なネタ枠ですね。
国外へ脱出しようとする光宣。追う達也。数々の妨害。
そして追跡編の下巻、こちらはなんと、たったの1日間の話となります。
エレメンタル・サイトによって光宣の居所を見つけた達也。
一方で光宣の方もエレメンタル・サイトによって達也にバレたと感じ、国外に脱出することを考えます。
パラサイトに対抗する魔法を考え出した達也と、祖父を凌駕するレベルの隠蔽魔法を考え出した光宣。
2人の主人公の逃走劇はどうなるのか…。
なんと九島家の邪魔が!助けてくれたのは黒羽貢?!
光宣と水波が滞在していた家にやって来た達也でしたが、なんと藤林さんの父親が達也の前に立ち塞がります。
まあ雑兵1人くらいで達也のことは止められないわけですが。
その後始末を引き受けてくれたのは…、黒羽貢でした。
黒羽の双子に頼まれたからと言って、達也のことを助けてくれます!(ツンデレかな?)
これは熱い!
四葉継承編の後もなんだかんだで四葉家の中に味方のいなかった達也ですが、ここに来ておじさんが味方してくれるとは…。
だがまだだ。アメリカの工作部隊の強襲!
しかし、おじいさんを1人突破したくらいではまだまだです。
今度はアメリカの工作兵が達也を暗殺するためにやって来ます。
美月が誘拐されかけたり、ほのかが実際に誘拐されてしまったり。
色々とあったものの最終的に直接達也を襲いにくる暗殺者たち。
その後の展開はまあ予想通りでしたが…。
いくら精鋭と言っても奇襲攻撃にもなっていない仕掛け方。達也の敵ではありません。
分解によって瞬殺します!
街中での魔法戦闘という大事件を起こしつつも、達也は海外に逃げようとしている光宣を追いかけます。
ですが、、、、
九重八雲。俺の邪魔をするな!
達也の前に立ったのは師匠でした。
どうやら師匠の背後にいる人物たちの依頼で、パラサイトを国外に追放しようとしているようですね。
ついにこの2人の激突!これは、ある意味熱い!
さらにここの師匠の挿絵はまじで不気味でした。師匠がパラサイトになったかと思ったわ。
とんでもない急成長を遂げた達也は、もはや師匠と遜色のないほどの力量を持っています。
ここもまた、アニメ化が待たれる面白さでした。
これは相打ちで終わるんちゃう…?と思っていたところ。達也が勝った?!という展開になります。
しかし、流石に師匠相手には過去に例がないほど苦戦した達也。
師匠との戦闘が終わってみれば、既に光宣と水波は国外に逃れていました…。
『追跡失敗編』となった今回。
結局、これほど強かった達也でも光宣の脱出を止めることはできませんでした。
まさに勝負に勝って試合に負けたのか?
達也は無敵であってもあらゆる状況に対処できるわけではない、ということですね。
次回は『奪還編』。もうタイトルがネタバレになっているような気もしますが…。
乞うご期待って感じです笑。