魔法科32巻・ネタバレ感想【シリーズ完結!卒業する達也と深雪、そして…】

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優等生の妹と劣等生の兄は、優等生の妹と規格外の兄として卒業して行った……。
『魔法科高校の劣等生』シリーズ完結!

と言うわけでみなさんこんにちは。
もう僕の卒業から1年以上経っていますが、この度もう一度卒業することになりました(魔法科高校を)。

今回は『魔法科高校の劣等生32サクリファイス編・卒業編』です!
まさかの1冊で2つのエピソードを収録、さらには一気に時間が飛んで卒業となります。

『エスケープ編』から続いて来た光宣との対決の決着が大きなポイントとなる今回。
果たしてこの結末は一体どうなるのでしょうか……。

ついに来てしまった完結編、ネタバレ注意!

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緩めの学校生活の話も、衝撃の種明かしも。

最終巻となる今回は、比較的緩めの学校生活での話も多めです。
まあ達也はなかなか通うわけには行かない状況ですが…。

やはり九校戦の代わりの競技会の開催の話がメインでしょうか。
ついにエリカが例の剣士のようになります笑。

エリカが対抗戦に出場。これは某黒の剣士もびっくりだわ。

正直話の本筋とは一切関係ないですが、これは触れておきます。某黒の剣士みたいでかっこいい!

九校戦の代わりに開催することとなったモノリス・コード。そこにエリカが出場しますよ、という話です。
直接攻撃はできなルールでエリカには不利なようですが、達也のアドバイスもあって新魔法を習得します。

直接攻撃ではなく相手を倒す「ファントム・エッジ」や、相手の魔法(式)を剣で切る「グラム・スラッシュ」で一高の優勝に貢献!
実際の剣と情報次元の剣の二刀流と言われています。

もう「グラム・スラッシュ」の”魔法を剣で切る”は、システム外スキル「スペル・ブラスト」しか思い出せない笑。

四葉家の筆頭執事、葉山は何者?

今回、最終巻にして四葉家のスポンサーの正体が明かされます。
東道青波は元々出ていましたが、彼は「元老院」という組織の一員に過ぎないということが分かったのです。

さらに、四葉家の執事、葉山は元老院から送り込まれたエージェントのようですね。
四葉家の当主しか知らない衝撃的な話です。

確かに葉山は他の執事の数倍は権力を持っていそうでしたが…。
厳密には四葉家の人ですらなかったということです。

まあ、これから葉山が裏切る心配は全くなさそうですが。
なんだかんだで好きになって来たキャラだったので、敵対する展開がなさそうで良かったです笑。

このタイミングで新事実が明かされるというのは、改めて魔法科シリーズの設定の凄さに気付かされますね。

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サクリファイス編ラスト!これで決着を付ける。達也VS光宣

さあ最後の戦いです。
光宣との逃避行中(と言うほど積極的ではありませんでしたが。)無理に魔法を行使してオーバーヒート寸前まで来てしまった水波を救うため、光宣は無害化したパラサイトを使って水波の魔法力に蓋をしていました。

日本へと戻って来た光宣は達也へ招待状を送りつけます。
パラサイトを取り除かせようとする達也と、承諾しない光宣。

2人はついに、最終決戦を開始します。

最終決戦

ここ最近の戦いの中でますます強くなっていた達也に驚愕する光宣。
最終決戦は達也が有利のまま進みます。
もちろん防戦一方ではなく、途中で達也も危なくなるところは「流石は光宣くんです」と思いました。

しかし、勝敗を分けたのは達也と光宣のエレメンタル・サイトの性質の違いです。
達也のエレメンタル・サイトは時を越えることができるので、それで光宣の「パレード」と「鬼門遁甲」を破り、ついに光宣の心臓を「分解」

そう、達也は光宣を殺さずに、パラサイトを殺した直後に「再生」を使おうとしていたのです。

深雪以外の人が相手であっても優しさのある達也。
もう感情のない兵器なんかじゃないって!

そういうエンディングなのか、、、と思いましたが、まだ終わっていませんでした。
なんと肉体はほぼ死亡していた光宣が、心臓を復活させたのです。

達也にも匹敵する回復能力、、、

そして、自らが死ぬことによって水波の魔法力の蓋は完成し、突然死のリスクを大きく減らせると明かします。
つまり、達也と光宣の勝敗に関わらず水波が救われるように考えていたということです。

もはや同じ手を二度使うことはできないと判断した達也は光宣を殺すしかないと覚悟を決めます。

そういうエンディングなのか、、、(2回目)

これが魔法科高校の劣等生だ。

これで終わりかと思ったら、なんと水波が再び光宣のことを庇います!
そして水波は、自らがパラサイトになることを選びます

そういうエンディングなのか、、、(3回目)

二転三転した物語ですが、今度こそ決着です。
水波はパラサイトとなり、四葉家の島である巳焼島の地下で光宣とともに眠りにつきます

いや〜、これは十分ハッピーエンドと言えるのではないでしょうか。
最後の光宣と水波の挿絵も本当に神絵で、シリーズの締めくくりに相応しい印象を受けました。
まあ2人とも主人公ではないはずなんですが…。

最後の最後はきっちりハッピーエンドで終わらせて来たのは少し意外でしたが、悲しい終わり方でなかったのは本当に良かったと思います。
特に光宣と水波は好きなキャラだったからね…。

シリアス展開も多いけれど最後はいい感じ、というのが魔法科シリーズの魅力だと思います!

そして大学生へ、、、

最後は一気に時間が進んで、もう卒業の季節がやって来ます
達也、深雪、リーナ、エリカ、ミキ、雫、ほのかは魔法科大学へ、レオはレスキュー大と言われている大学へ、美月はデザイン系の専門学校への進学が決まっています。

余談ですが、2100年が近付くこの時代には、専門学校だからどうとか言うのは全くないようです。

作者の佐島先生の考えが反映されているような気がしますね。

まあ作者の考えが現れていそうなのは、これに限った話ではないですが…。

卒業おめでとう!

迎えた高校の卒業式。深雪が最初、達也は最後に名前を呼ばれ、打ち立てた功績について感謝されます。
”ウィード”と言われていた二科生で入学し、その枠に収まらない強さを見せつけたわけですね。

その後は一条と一悶着(笑)ありつつも、深雪と手を繋いで卒業して行きます。
もう1年以上前のことですが、自分の卒業を思い出して少し感傷的な気分になります…。

入学式から始まって卒業式で終わるという、高校生ものの王道を行った魔法科シリーズもついに完結です!
優等生の妹と劣等生の兄は、やはり優等生の妹と、規格外の兄として卒業して行きました、、、

最後の最後にかまして来たな!!!

そして、”あとがきの後”には大学2年生を終えた達也たちが描かれます。

こういうのほんと好き!最高!

達也は相変わらず大きな功績を打ち立てているようで、本当にすごいですね。

B2〜3なのに大学でトップクラスの研究者というのは、1人の大学生としてまじで尊敬できるわ

そしてこの二年半の間、達也は光宣の魔法の解析も進めていました。
そして開発した「精神覚醒魔法」によって深雪が光宣と水波を起こします。
『未来編』で出て来た外国の潜水艦を”宇宙船”に改造した達也は、2人に宇宙で暮らしてみないかと提案します。

この2人のために

  • 精神覚醒魔法
  • 宇宙船
  • 巨大魔法陣

を開発したのです。
そして深雪とリーナの力で超高威力の魔法を発動させ、光宣と水波の新たな人生が始まりました…!

卒業式は割と笑える展開でしたが、最後の最後に号泣展開持って来ましたよ!
このシーンはシリーズで一番感動しました。

改めて『魔法科高校の劣等生』の良さを実感しましたね。本当に最高の最終巻だったと思います。

そして、達也たちの物語はまだまだ続きます。
この先の「大学生編」、いや「スタートアップ編」?である『メイジアン・カンパニー』では、このラストシーンの続きが描かれます!

新たな物語はどうなるのか!!
それではまた、『続・魔法科高校の劣等生メイジア・カンパニー』でお会いしましょう!

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