がおう先生がイラストを担当する異世界コメディー1巻。力こそパワー、残業をハンマーでぶっ飛ばせ!
みなさんこんにちは。半年前くらいからホロライブを見始めたひじきです。
というわけで今回は『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います。(1)』、通称『ギルます』を紹介していきます!
ギルますのイラストレーターは、がおう先生。ホロライブの湊あくあさんと同じです!
やっぱりがおう先生のイラストいいですね〜主人公のアリナ可愛い!
ジャンルはコメディーでありつつも、ある程度のシリアス展開もあるため、コメディーが苦手な人でも楽しめるはずです。
また、ゲーム的な要素が多くSAOを思い出すような雰囲気があります。
SAO→あくたん→ギルますの順に知った作品なので、SAOっぽい要素が登場するとついつい反応してしまいました笑。
「あてぃしキリト!」ではないですが、SAOネタはめちゃくちゃ擦っているのでご了承くださいorz。
それではギルます1巻、ネタバレ注意です!
ギルます1巻のあらすじ
まずは簡単なあらすじからです。
アリナは働き始めて数年のギルドの受付嬢。
普段は比較的楽な仕事だけど…街の近くにダンジョンが発見されると残業地獄に!
残業、残業、残業、、、限界を超えたその時、可愛い受付嬢は最強の冒険者『処刑人』へと変貌する。
全ては残業をなくすため、受付嬢自らがボスを討伐する異世界コメディー開幕!
このような物語です。ひたすら残業への恨みが出てきます。
就職するのが怖くなってきた…。
1巻の前半では、早速ソロでボスを討伐する場面が描かれます。
その相手は最強パーティー『白銀の剣』でも苦戦するドラゴンです。
しかし、アリナの前ではただの雑魚。
巨大なウォーハンマーによって瞬殺されてしまいます。ここまでは良かったのですが…。
白銀の剣のタンクであるジェイドに素顔を見られてしまいます。
受付嬢は副業禁止なので正体を隠していたアリナでしたが、人生最大のピンチ到来!
これからどうなる?!
コメディーでありながら後半はシリアスな展開になる、ギルドの受付嬢1巻の始まり始まり〜。
アリナはなんで最強なのか?謎多きディアスキル。
精鋭パーティーでも苦戦するボスを瞬殺するという、キリトもびっくりの強さを見せたアスナアリナ。
なぜアリナはこんなに強いのか?というのは読んでいて必ず思う疑問だと思います。
まずスキルの強さが3段階あることが関係しており、人域<超域<神域の順で強くなります。
そしてアリナが使えるのは最強のディアスキルであり、なんとアリナ以外に使い手はいません。
「エクストラスキルだよ、二刀流」を思い出す…
で、アリナはディアスキルを残業地獄の際に偶然(?)手に入れました。
これがよく分からないんですよね〜、スキルの発芽に関しては謎が多いらしく、今後の話の中で明かされていくと良いのですが…。
ある日突然才能が開花するというご都合主義的展開は割とありがちですが、「反応速度が最も速い」みたいな理由付けが後々出てくるような気もします。
というか出てきて欲しいです…。
高難度ダンジョン『白亜の塔』。アリナたちは攻略できるのか?
1巻のクライマックスになるのが高難度ダンジョン『白亜の塔』です。
またもや残業地獄がやってくる…と絶望するアリナは、ギルドマスターと取引をしてダンジョン攻略に加わることに。
そしてジェイドたちと潜ったダンジョン内。
他のダンジョンでボスになっていたモンスターがモブとして登場するという、いかにもゲームでありそうな展開となります。
さらにその先では何者かに殺された冒険者達がいました。
生き残ったルーフェス(白銀の剣を目の敵にするクズ)によるとディアスキルを使うモンスターが現れたようですが…。
ジェイドは「何かやばいぞ。このダンジョン」と言い、ひとまず撤退することになります。
ここはめっちゃテンションが上がりました!
強力なモンスターと、それらを蹴散らすアリナ。最強パーティーでさえも撤退する不気味な雰囲気。
それこそSAOなどを思い出すような王道展開だったと思います!
復活した『魔神』。ルーフェスお前クズすぎるぞ…。
『処刑人』の正体がアリナだと知ったルーフェスは、白銀の剣を脅して再びダンジョンへ向かいます。
え、死にたいの?と思っていたら、、、
案の定人型のモンスター『魔神』が現れます。
アリナしか使えないと思っていたディアスキルを複数使用する、絶望的な相手です。
さらに、なんとこいつを復活させたのはルーフェス…。
自分は安全だと思っていたルーフェスは魔神に瞬殺されます(そんな気はした)。
そして、ここのジェイドが本当にかっこ良かったです!
仲間2人を逃して自らを盾にする捨て身戦法、準主人公(もしくはヒロイン笑)っぽいです。
でも、もっとかっこ良いのは主人公アリナ!
白銀の剣の結晶片によってジェイドたちの危機を知ったアリナは1人でダンジョンへ入り、ジェイドの元へ!
小さい頃、冒険者に憧れていたアリナを襲った現実
アリナは好意を向けてくるジェイドにつれなく接して、ダンジョン攻略にも興味を示してきませんでした。
それがここで動いた理由は…辛い過去にありました。
異世界の厳しさを感じる話ですが、小さい頃に仲の良かった冒険者が死ぬという事件があったのです。
当時は冒険者を目指していたアリナでしたが、その事件以来は平穏な日常を求めるようになり受付嬢になったのです。
そして、死んだ冒険者(シュラウド)とジェイドが重なり、ハンマーを片手にダンジョンに潜ったアリナ。
ジェイドはギリギリ耐えており、クライマックスの魔神との戦いが始まります!
コメディーではあるけど、この一連の流れはかなりシリアスでした!
- ルーフェスは驚くほどクズい
- ジェイドは死を覚悟
- アリナには重い過去があった
コメディー作品はあまり好きではない僕ですが、ギルますシリーズは楽しめるかもしれない!
古代文明を滅ぼした『魔神』との対決。そして覚醒…?
かつて栄えた先人たちの文明を滅ぼした魔神は、先人たち自身が生み出した存在でした。
ミュウツーかな?
アリナのディアスキルでも倒せない強敵を前に、もはや為す術はないのか、と思うくらい追い詰められます。
それでも、「誰も死なない」ことを目指すアリナは諦めません。すると、、、
ハンマーが金色に輝き、アリナの身体能力もさらに向上しました!
これは一体何事?!突然の覚醒によって、地上最強かと思われた魔神を圧倒します。
大量の剣をハンマーの一振りで吹き飛ばすところや、魔神ですら追いつかない速度で回り込むところはぜひアニメで見てみたいと思いました!
しかし、魔神は他にもいるということが分かります…。
今後のストーリーはおそらく魔神との戦いがポイントになっていくことでしょう。
最後の覚醒シーンはなんだったんだまじで!
ルーフェスの背後にいる人物は誰?
魔神を復活させた人は殺されないという嘘を吹き込んでルーフェスを操っていた人物。そいつは一体誰なんでしょうか?
こいつの存在は間違いなく重要でしょう。今後の展開が非常に楽しみです!
個人的にはやっぱりSAOのPoH(プー)さんと重なりますね。黒ポンチョ着て包丁型の斧持ってそう。
SAOによく似た設定や用語についてのまとめ
簡単にですが、SAOで聞いたことある用語などを書いておこうと思います。冒頭で言った通り、そもそもギルますを読んだきっかけがSAOなので…
特に、アリナが薄い装備しか身に付けず「そんな装備で大丈夫か」状態なのはSAOと同じだと思いました笑。
ギルます1巻の感想まとめ:アリナとジェイドがいい!すごくいい!
さて、コメディーと言いつつもシリアス展開多めのギルます1巻でした!
さらにはストーリーだけでなくキャラクターも魅力的でした。
2人の掛け合いも面白かったです!
特にジェイドは最初はネタキャラだと思っていましたが、ギルド最強のタンクでした笑。
さらにはアリナの事務仕事も難なくこなす有能さで、一気に見方が変わるキャラだと思います。
今後の2人の関係性が発展していくことも期待できるギルます1巻。
異世界ものやコメディーが好きな方はもちろん、シリアスな話の方が好きな方でも楽しめる作品だと思いました!
僕自身シリアスな話の方が好きですが、ギルますは十分に面白い話でした。
アリナの覚醒に関してはご都合主義だなと思いましたが(笑)、いずれ秘密が明らかにされる日が来るでしょう。
作品内でも「スキルには謎が多い」と言われていたので、『魔神』との戦いの他に、『スキルの秘密』が話の軸になるのではないか?と思います。
厨二病には嬉しいです!
というわけで、今回はここら辺で終わろうと思います。また次回!