久しぶりのルグニカ勢の話もあり!エミリアたーん!
みなさんこんにちは。今回は『Re:ゼロから始める異世界生活 短編集7』です!
3つの短編によって構成されている今作ですが、なんと言っても1章の「Lugunican Papers」が良かったです!感想はこれに尽きます笑。
エミリア陣営を始めとした王選候補者たちの話が登場するこちらの短編は、鬱展開の続く本編に対する癒しのような話でした!
そして2章と3章ではヴォラキア帝国の話とプリシラ陣営の話が描かれ、本編と大きく関係する話となっていました。本編の補完として非常に重要な内容となっています!
ネタバレ注意です!
Lugubican Papers
こちらは本編の四章と五章の間、空白の1年間のワンシーンです。レムは眠ったままですが、それを差し引いても最高でした…。
本編が辛すぎる中で、かなりの癒しとなるはずです!
話の大筋は、新米記者たちが王選の候補者にインタビューするという感じで、記者たちの視点から描かれます。
おや? アルの様子がおかしい…。伏線の匂いしかしない。
やはり気になるのはプリシラ陣営、特にアルです。
本編でもどんどん存在感を増している彼ですが、またしても伏線らしい動きを見せています。
プリシラがエミリアについて、”王とは別のところにゴールを据えている”と言った場面ですね。
アルは珍しく真剣な表情でプリシラに反対します。どうやらアルはエミリアが王を目指していると信じているようです。
と、それはさておきアルの反応は奇妙です。記者たちもそう感じていますが、これは一体どういうことなんでしょうか…?
自分がルグニカ国民だったらフェルトがいいです
あとピックアップするのはフェルトです。
他の候補者に比べてオーラのないフェルト、記者はそんなフェルトを見て王選で勝つのは難しいと考えます。
しかし、フェルトは記者の心情を一発で見抜き、「アタシの値踏みを終えるには、まだちょっと早いんじゃねーのか?」と言います。
フェルトかっこいいいいいいい!
貧民街の出身だからこそ、『見えないしきたり』を壊そうとするフェルト。僕がルグニカ国民だったらフェルトを応援したくなりますね。
あと記者の感想として”参謀役も優秀そう”という話がありました。これ、ロム爺だよね?笑。
1巻から登場しているキャラが実は強キャラなのはリゼロの凄さを実感します。
「俺の名前はナツキ・スバル! 疾風迅雷にして不撓不屈の案内役!」
まさか、スバルのこういう姿にホッとする日が来るとは…
もうエミリアたん達への取材編だけでも1冊分の価値がありました!
スバルの後もベア子、オットー、ガーフィール、エミリアたん、ラムが登場。レムは登場しないにも関わらず、最高でした…。
本編のスバルが孤独過ぎて、エミリア陣営のわちゃわちゃ感がたまらないですね。
笑ったのは、ラムと話した記者の感想です。
姉様言われてるぞwwwwwww
そして、五章以降でのスバルの二つ名である『幼女使い』はこの記者が命名したと分かります。
短編の中にも「おお〜」と思う要素を入れてくるのは流石です!
Sword Identity
こちらは本編と同じヴォラキアの話です!
EX4巻でユリウスたちが来たあと、アベルがまだ皇帝の座にいる頃の話となっています。
こちらを読んだ感想は、「ヴォラキア帝国、怪しいやつしかおらん」
宰相ベルステツ、星詠み(だって僕は星だから~?)、チシャ…。
全員が敵なのかもしれないと思ってしまいます。っていうか皇帝の座を蹴落とされたんだし、全員敵?だよね?
28巻の表紙で現在キーキャラとなっているヨルナが戦う様子も見られます。つっっっよ!
また、帝国最強のセシルスと、かつてプリシラに仕えていたアラキアの絡みも見られます。アラキアのことをアーニャって呼んでいるのが面白い笑。
フッ。
この2人の関係性は結構面白かったものの、基本的には全員が敵or制御不能なんだよな…。
緋色連盟
第一印象は最悪だったプリシラたちの話です。
領地の人から圧倒的な支持を集めていて、なんだかんだプリシラ王もなくはないのかと思ってしまいますね笑。
話の中心にあるのはプリシラ→アベルの思いでしたが、やはりアルにもフォーカスが当たります。
エミリア陣営がほぼ勢揃いのレアな回!
と言うわけでリゼロ短編集7巻でした!
本編が鬱展開な分、エミリア陣営を中心としたルグニカ編が非常に面白かったです!癒しだ…。
『Sword Identity』は本編の内容を補完するような話で、最後の『緋色連盟』は今後の伏線。
バランスの取れた巻だったと思います!
あとは挿絵!短編集の多くは大塚真一郎先生とは別の人が挿絵を担当しており、今回は”福きつね”先生でした!
今までの挿絵の中でダントツで良かったです!
それではまた!
笑ったのは、ラムと話した記者の感想です。