周と真昼、2人の過去と現在は……。
みなさんこんにちは。地元の成人式にすら行かず、同窓会は高校のしか行かないひじきです。
というわけで今回は『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6』です!
5巻に引き続き夏休みの様子が描かれる今回。前半は周の実家でいちゃつき、後半は帰って来ていちゃつくという印象です。
そして、成人式と同窓会の話と関連するのですが、周と真昼が過去を思い出すような出来事に出会い、それと向き合うような姿も描かれます。
こちらはそこそこシリアスな話となっており、今回の大きなポイントだと思います。
それでは『お隣の天使様』6巻、後半はネタバレ注意です!
簡単なあらすじとネタバレなしの感想
周の実家で夏休みを過ごす周と真昼。5巻に続き、過去を思い出すような人物に出会い…?
今の家に戻ってからは樹&千歳とお祭りに行くことに。
夏を満喫するような出来事ばかりだが、今度は真昼の過去を思い出す人物の影が…。
はい、というわけで5巻に引き続き夏休み編となります。
最初は実家でいちゃいちゃ、後半は実家から帰ってきていちゃいちゃ。
いや、本当にそうなんですよこれが。ずっといちゃついてるもん。
- ポイントの1つ目は表紙にもなっているお祭り編でしょう。
かなり長めにしっかり書かれており、樹と千歳が絡んでくる点でも面白い話でした。 - そして2つ目が、ラストの展開です。
真昼と関係のある人物が登場し、不穏な気配が立ち込めます。周はどうするのか……?
『お隣の天使様』シリーズでは珍しいシリアス展開、周の覚悟が分かる回だったと思います。
さらに、今後に何かがあるかもしれないと思わせるような雰囲気もありました。
それではここからは、もう少し具体的な内容に入っていきます。
まずは、相変わらず実家でいちゃつく周と真昼です!笑。
続・実家でいちゃいちゃ天使様
もはや周の実家というより、周と真昼の実家ですこれは。
他のラブコメなら簡単に茶化せますが、真昼の場合は普通の実家というものがなかったのでね…。
ともあれ、話の中心は2人の甘い日常ですから!
焦れったさの欠片もない、新生周くん!
天使様のキャッチコピーには『焦れったい』と入っていますが…。どうも最近は焦れったさ薄くなってますね〜。
ちょいちょいオレ様系?的な雰囲気になる時ありますし。耳元でイケボで囁くとかね?
こんな感じで少女漫画のキャラっぽくなる時があると思います。まあ少女漫画そんなに知らないので偏見ですが…。
そして真昼もやられてばかりではなく、ショタ時代の周の動画で対抗する場面も笑。
真昼「……周くんの度肝は私に抜かれたがっているようですよ?」
周「まあ、頑張ってくれ(余裕)」
真昼「という訳で周くんの度肝を抜いてみせましょう(周のDVDを取り出す)」
周「待てそれはどこから出した」
のギャグ展開には笑いました。
周の幼なじみ”だった”人物との再会
そろそろ実家から帰る日が近づいてきた頃。周はかつての幼なじみと再会します。
彼は小さい頃からの仲で、真昼が上映した動画にもよく登場していました。まあ、東城の事件をきっかけに疎遠になってしまったわけですが…。
久しぶりに再会した周と幼なじみくん。旧交を温めることはせず、穏やかに縁をほどきました。
中途半端に仲良くしたり、反対に気まずくなったりせず、冷静かつ自然と縁を切ったのが印象的でした。
5巻では因縁の相手とも言える東城くんに関して、もう眼中にないというレベルで吹っ切れた周。
今回も大きな過去を清算したようです。
高校2年生で過去と向き合って乗り越えるって、なかなかの話だよな…
ラブコメの定番、浴衣の天使様(&周)とお祭り!
さて、今の地元に帰って来て、お待ちかねの夏祭り編です!
メンバーは周と真昼、樹と千歳で、まあいつもの4人という感じです。
表紙とカラー絵に採用されているエピソードであり、読んでいるこちらまで楽しくなって来ました。
夏祭り行った記憶あんまないけど。
射的で大活躍の周くんTUEEEEE!
突然妙な小見出しですが、本当に射的が上手いです笑。
幼い頃の両親の英才教育のおかげで色々と小器用になった周は銃弾の装填もお手のもの。
一発打った後も、この感じなら景品を落とせそうだと考え、マジで二発目で的中!
このシーンの周イケメンすぎてちょっと笑いました笑。
ちなみに最初に挑戦した真昼は、弾が当たりませんでした…。
秘密エージェント、リコリスへの道は遠そうです。
天使様に近付く知り合いに格の違いを見せていくーーー!
高校の近くのお祭りなのでしょう、クラスメイトに出会う周たち。
強烈な牽制をして、格の違いを見せて来ましたね〜。
クラスメイト(モブ)のライフはもうゼロよ!
そして楽しいお祭りの後。6巻の最後には1つの波乱がやって来ます。
現れた父親と周の決意
前半の話では、やけに周が過去を清算する様子が強調されていました。それは(多分)ここに繋がっていて、今度は真昼の”過去”が現れます。
以前は母親が登場しましたが、今度はずばり父親です。と言っても真昼に接触を図ろうとはせず、なんと周と会おうとします。
両親の話が登場した時の真昼の様子は普段と全く違っており、やはり大きな確執を感じますね…。
今更になって現れた真意を確かめるため、臨戦体制で真昼父の元へ向かう周。
他のラブコメとかだと、自分が口を出すのはお門違いで云々となるところですが、周は一味違いました。
おそらくシリーズ初の、直接的な敵意を相手に向けます。
将来的に部外者でなくなるから、もはや他人ではないから……という決意を持っています。
これはなかなか他作品の主人公にはないことで、新鮮さを感じました。
ちなみに父親の方に真昼をどうこうしようとする気はないようで、それは本当に良かったです…。
さらには今後も会うつもりがないらしく、それには何か理由(背景)があるらしいです。
わけが分からないよ、という感じの周に対して「いずれ分かるさ」と言っていることからして、何かがありそうです。
両親の離婚とか海外に引っ越すとか、まさか不治の病?
ともあれ、今回の周は一般主人公と少し違う雰囲気だったと思います!
『お隣の天使様』6巻感想まとめ
それでは今回のまとめです。5巻に続いて夏休みの話となった今回。
途中で『課題は先に終わらせるもの』という章があり、「それ以上はいけない」と思うこともありましたが…。
周が初期から変わりすぎていて、あのヘタレボーイはどこへって感じです。
次回はどうやら夏休み明けの話のようで、そろそろ秋がやって来ます。文化祭の季節ですね!
それではまた次回!