こんな幼馴染がいたらね……。
はい、暗い一言から入りましたが、今回紹介していくのはこちら、「俺のお嫁さん、変態かもしれない-ゼロ距離だった幼馴染、結婚したとたん即落ちして俺に夢中です-」です!笑。
タイトルからはヤバい雰囲気がしなくもないですが、中身はかなりの純愛ラブコメとなっています。
そしてお嫁さんという言葉から分かるように、最近流行りの(?)結婚ものとなっています。
主人公の学校生活でちょっと暗い話もありますが、その分二人の関係性が際立っていますね。甘々な上にに二人の性格も良いので、非常に気分が明るくなるタイプの話だと感じました!
それでは具体的な内容の感想に入って行きます!
My wife might be A HENTAI
主人公の新藤裕樹(しんどうゆうき)とその幼馴染の三田涼香(みたすずか)の二人は高校3年生。
サッカー部の裕樹はスカウトから候補として声をかけられるほどでしたが、嫉妬したチームメイトに意図的に転ばされ、怪我をしてしまいます。
最初の方から割と重い話ですよね…。
それを見た涼香は慰めようと宝くじを購入します。300円の宝くじを一枚だけですが、なんと10億が当選!
意味分からんほどの激運ですが、涼香名義でお金を失ってしまったため、二人には贈与税問題が降りかかります。
まあ10億持ってるやつからはたくさん贈与税を取るべきだとは思いますが…贈与税に相続税、日本の税制度はここら辺も改善するべきだと思います!
まあ税制についての僕の意見はともかく、日本の税制度に抵抗する唯一解として涼香の母親が思いついたのが、結婚です。結婚、けっこん…!
ゼロから始めた新婚生活、開幕!
完全に別レーベルのあの作品ですが、これは本当に章タイトルとしてあります笑。一回別れて再婚したら、本当に「Re:ゼ(以下略)」
基本的なストーリーとしては、結婚と裕樹の部活問題の解決、そして始まる同居生活です。
裕樹の決断とサッカー部
さて、まずは裕樹の話です。サッカー部で残酷な目に遭った裕樹は、涼香と話し合って部活を辞める決断をします。最後の試合に向けてめちゃくちゃ練習を頑張っていたのにこの結末は、何気に重苦しいですね…。
それでもある程度立ち直ることができたのはやはり涼香のお陰です。サッカーをやめた裕樹は涼香と同じ大学を目指して受験勉強を開始します。
判定は30%くらいからのスタートで落ち込んでいますが、自分を振り返れば、この頃は合格率20%のE判定だったことを思い出します笑。
E判定は笑い事じゃないけどさ…。
可能性は十分にある、頑張れ裕樹くん!
いちゃつく同居生活
おいおいおい、おいおい!
一緒にお風呂に入ったり同じベッドで寝たり(睡眠と言う意味でね)、わざわざ外で待ち合わせてデートしたり。なんとも甘い時を過ごしています。いいぞもっとやれ!
あと思ったのは、やっぱりお金があると人生に余裕が生まれていそうだな〜ということです。同居している家もかなり広そうですしね。ってか高校生が一軒家を一括で買ってる時点で半端ないですが笑。涼香には漫画家という夢があるので、正直生活費があるのは大きなポイントですよね。
感想:二人のキャラクター性がいい…いい…。
この作品の魅力としてはまずこれですね。裕樹と涼香の性格がかなり好みです。
優男の主人公・裕樹
まずは主人公の裕樹です!顔はかなりのイケメンらしいのですが、何より性格がイケメンですね。
全ての元凶である宝くじに関しても、涼香に対して怒るのではなく共に乗り越える道を探ります。ま、その道は結婚でしたが。
これには涼香も即落ちですねほんと…。後述しますが、涼香のことを第一に考えている部分も、本当に最高です。
HENTAIかも?ヒロイン・涼香
次にヒロイン、涼香です!こちらもかなり可愛い顔をしているらしく(まあ表紙を見れば分かると思いますが)さらには性格も良いです。
個人的には、頭がいいし成績優秀だけどちょっと抜けてるところもあるというギャップがかなり好みですね。
二次元のキャラと言うより、リアルの好みですが…。
そして気になる、お嫁さんが変態なのかどうかですが…、HENTAIってほどではないと思いますよ。
そっち系の話をすると、涼香から裕樹に触れるのはOKだけど逆はまだ怖いようで、一線を越えることはありません。
正直、こんな可愛い子があれこれとして来たら理性が飛びそうな気もしますが、涼香のことを考えて手を出さない裕樹がいいですね。涼香も裕樹と結婚して良かったと考えます。ま、これで手を出すようなク○なら主人公にはならない気もしますが…。
たまにいるけどね、クリスマスの時期(ちょうどこれ書いてる頃です)になると毎年現れるM.Iとか。
感想:※ストーリーは普通に純愛系です
タイトルと表紙の絵からヤバいやつ来たんちゃう?と思いますが、内容自体はだいたい健全です。
嘘、発言は健全じゃないかも。
ただの幼馴染時代を知りたい人生でした
一つ目は欠点みたいな感じになります。話が宝くじあたりから始まるので、これはしょうがないのですが、幼馴染だった頃がどんな感じだったのか気になりますね。
話を読んでいくと、涼香はもっと裕樹のことをからかっていたことや、なんだかんだで付き合う一歩手前くらいだということは分かります。
しかし、幼馴染時代との対比が書いてあってもピンと来ない場面が多いことも確かです。
これに関しては、いずれシリーズが続いて行った時に番外編的な感じで語られると良いですね。SA○のプロ○レッシブ編的な感じで。
一線は越えない同居生活
こっちは個人的には良い点ですね。前述した通り、特に一線を越える展開はありません。なんならキスもまだですし。
恋人という段階をすっ飛ばして夫婦になった二人だからこそ、ゆっくり自分たちのペースで、という感じがありますね。
「変態」とありますし、ある意味キス以上のことをしてる場面もありますが…。
ぼっち理系男子大学生としては「君たちまだ高校生でしょー」と思ってしまうので、これ以上はなしでOKだと思います。
実際イマドキの高校生ってどこら辺まで行くんでしょうね。
高校の同級生で一線を越えた人は知らないので、普通に二次元の話だと思うのですが…。
まあ僕の周囲の話はともかく、(意外と)プラトニックな甘さも描かれているのが本作の最大の魅力となっています。
読めば必ず、こんな幼馴染が欲しくなります。あ、そう言えば、僕にも10数年の付き合いの幼馴染がいましたわ。
まあ、男なんだけど。
しょーもない終わり方しましたが、本作の終わり方は良かったのでご安心ください!笑
最後にこの言葉を置いときます。
「失礼だな、純愛だよ」