この先に待ち受ける未来は、天国が地獄か。
「光宣」「お前、○○○○○?」
みなさんこんにちは。今回紹介していくのは、『魔法科高校の劣等生24,25エスケープ編』です!
まず目を引くのはその表紙ですね。上下巻で繋がっているという、ありそうでなかった表紙です。
さらに、前面に出ているのは達也と深雪ではなく光宣と水波。
ついに始まった最終局面へ、物語は大きく動き出します!
果たしてタイトルにある「エスケープ」とは何から逃げることなのでしょうか、ネタバレ注意の急展開となる『エスケープ編』です!
1つ目のエスケープ:達也のESCAPSE計画!
結局前回は十文字先輩たちを撃退しただけであり、金星のテラフォーミング計画への勧誘は終わっていません。
さらに、アメリカのレイモンド・クラークによって正体をバラされてしまう達也。
隠していた正体がどんどん明らかになって行く展開に、厨二としてはテンションが上がります!
そこで達也は、元々自分の目標としていた「深雪を兵器にしないための策」を公開することにします!
魔法を活用したエネルギープラントを開発!
その計画とは、魔法師が不可欠なシステムによるエネルギープラントの建設です。
魔法師を縛り付けるものではなく、新たな職業を生み出すという方向性の計画ですね。
プラントを作るプラン、なんちゃって。
計画の名前は略して「ESCAPES計画」、魔法師の軍事利用からエスケープするという意味も込められています。
これは強力なカウンタープランだわ。
四葉のスポンサー(黒幕)と達也の初対面!
そして、この計画を発表する許可を得るために会ったのが東道青波(とうどうあおば)です。
四葉の裏側、そして日本社会の裏側にいる老人です。
これは陰謀論とかが好きな人にはおすすめできる要素となっているでしょう…。
同じ十師族をも恐れない四葉家ですが、スポンサーの顔色は窺わざるを得ないようですね笑。
今までもちらちらと登場していた東道ですが、ついに達也と初対面です!
新ソ連の魔法師による直接攻撃!それを防いだのは……。
24巻(上巻)の最後に、その危機はやって来ます。
達也が滞在している伊豆の別荘にやって来た深雪と水波。
そのタイミングを狙って新ソ連のベゾブラゾフが攻撃して来たのです。時刻は明け方…。
もちろん、深雪に迫る機器に対して一瞬で覚醒(目が覚めるという意味で)する達也ですが、相手の波状攻撃を分解しきれず……。
水波の障壁魔法によって持ち堪えたものの、『追憶編』の穂波と同じように倒れてしまいます!
最初の印象は良くも悪くもなく、という感じだった水波。
このシーンで、かなり好きなキャラになっていたことに気付きました…。
同じような方が結構いるのではないかと思います。
『追憶編』の穂波はそのまま死亡してしまいましたが、水波は生き残ってくれーー!
2つ目のエスケープ:九島光宣が人間をやめた
これまでも何回か登場した光宣。特に『古都内乱編』での活躍は凄まじかったですが…。
その時の相手、周公瑾の亡霊とも言えるものは、なんとまだ死んでいませんでした!
あの時の一条の言葉はフラグだったのか…
そして、光宣を乗っ取ろうとする亡霊でしたが、光宣は反対に周公瑾の知識などを吸収してしまいます。
それによって新たな知識を身に付けた光宣。
とは言え、この時は”まだ”人間です。
光宣と水波。2人を救う方法は”パラサイト化”
エレメンタル・サイトで事件を知った光宣は水波のお見舞いにやって来ます。
水波の様子を見る光宣は、水波が元のように魔法を行使できず、無理をすると本当に死んでしまう可能性があることを見抜きます。
そしてこの2人、やっぱり魔法科シリーズで一番好きなカップル(仮)です!
下の名前で呼ぶやり取りとかは特に、最近流行りの「てぇてぇ」を連発したくなります笑。
てぇてぇてぇてぇてぇてぇ
あとこのシーンの挿絵に描かれている水波は本当に可愛い…。なんなら深雪とかリーナの挿絵を遥かに超えているような気がします。
まあそれはともかく、このお見舞いを経て水波を救う方法はパラサイト化しかないと察する光宣。
ついに来てしまうのか、この瞬間が…。
「光宣」「お前、何になった?」
そして光宣は、九島家に保管してあるパラサイトの元へ。
九島家最強の力で、パラサイト化してしまいます。
ついに身体の弱点を克服し、パラサイトの治癒能力も手に入れた光宣。たとえ肉体がパラサイト化しても、その精神は光宣のままです。
そして再び水波の元に来た光宣。達也は光宣の様子にわずかな違和感を感じ、
「光宣」
「お前、何になった?」
と問います。
光宣自らが正体を明かすまでは、達也でさえもパラサイト化に気付かなかっただと…!
水波のパラサイト化は達也が却下し、2人の間で魔法戦が始まってしまいます。
達也の「再生」と光宣の治癒能力。どちらもダメージを与えられず、光宣は撤退していきます。
矛盾しているようだけど、最強VS最強の戦いだ…。
3つ目のエスケープ:リーナがアメリカから脱出
そして最後、これも衝撃的ですね。
アメリカで再びのマイクロブラックホール実験が行われ、パラサイト化軍人+騙された軍人によって、リーナなどが狙われてしまいます。
どうにか亡命したリーナがやって来たのは…。
達也のエネルギープラントその他を建設する予定の、四葉家の島でした。
ついに!リーナが!来た!
3つのエスケープと、結末までノンストップの物語
今回もタイトルへのこだわりが良かったですね…。エスケープにいくつもの意味がありました。
やっぱり水波を巡る攻防はここからずっと続いて行くので、今後どうなるのかに注目ですね!
今のところ、光宣1人VS十師族と言うべき圧倒的不利な状況ですが…。
そして『来訪者編』での伏線がついに回収されました!
もちろんリーナは米軍をやめたわけではありません。
しかし、再び達也&深雪の元に来訪したリーナ。うん、最高です。
それでは次回は『インベーション編』、意味は侵略、侵入、侵攻です。