ついに付き合い始めた周と真昼。時は夏休みへ……!
みなさんこんにちは。大学のテストが終わって開放感(と必修を落としたっぽい絶望)に浸っているひじきです。
ってなわけで今回は、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』5巻です!
4巻の最後、公開告白みたいな感じで付き合い始めた周と真昼。さらにパワーアップしたいちゃつきが描かれる第5巻となります!
前半では学校での環境の変化、そして後半では夏休みの様子が描かれ、非常に充実した巻でした。特に最後とかごにょごにょ……。
あと表紙が良すぎてもう何時間でも見ていられます。今のところ出ている9冊中で一番好きです。
可愛いし雰囲気がめっちゃ良くない?
さて、それでは『お隣の天使様』5巻、後半はネタバレ注意です!
簡単なあらすじとネタバレなしの感想
体育祭をきっかけにとうとう付き合い始めた周と真昼。
学校でもイケメンモードを解放した周と素の姿を見せるようになった真昼を取り巻く環境は、少しずつ変わっていく。
そして季節は夏へと変わっていき、夏休みが始まる……!
はい、冒頭でも書いた通り、付き合い始めた2人の学校での様子と、始まる夏休みがポイントになります。
今までもよりもクラスメイトとの距離が縮まった周の様子に、初期とはずいぶん変わったな…と感慨深くなること間違いなしでしょう。
そして『天使様』と呼ばれている真昼も、より素の表情を出すようになったことで、親しみやすく感じられているようです。
そして夏休みは、プールへ行ったり周の実家へ帰省(!?)したり。
かっああーーー!もうそれ結婚してるでしょ。
今までも十分甘かったのに、さらに糖度が増している印象です。あと、えっ(ここで文は途切れている)。
気を取り直して、ここからはネタバレありでもう少し詳しく書いていきます!
付き合い始めた周と真昼、『天使様』に変化が?!
付き合い始めた周と真昼の間には少しぎこちない雰囲気がありました。もうね、「ふうぅぅーーー⤴︎⤴︎⤴︎」としか言えません。
そして、付き合うって具体的にどういうことなんだろうと疑問に思う周。
それに対しての真昼の返答は「付き合ってなかっただけで、普段から恋人同士みたいな事してたのでは……?」
やれやれ、気付いちゃったか。
ふうぅぅーーーーーー⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎
元からほぼ同棲状態、スキンシップやくっついたりとかもあり、もはや付き合ってたんだよなあ…。
ぎこちない空気はなくなり、いよいよ学校へ……。
ちょちょちょ、学校でいちゃつき過ぎじゃない??
そして体育祭以来の学校へ、周と真昼は恋人繋ぎで登校します。
え、恋人繋ぎで登校?!そんなカップル見たことないって!
その後も無自覚にいちゃつく周と真昼。学校でそれはあかんって!
友人の樹にからかわれた時は「いちゃついてない」と否定しますが、その彼女の千歳に「つまりこれは序の口でいちゃいちゃレベルではないと」と言われてしまう始末です笑。
また、クラスメイトに誰か気付かれないレベルのイメチェンをした周もなかなかですよ。
クラスメイト達の反応を見ると、どんだけ印象変わってるん?と思う事間違いなしです笑。別に元はメガネとかではないのですが…。
樹と千歳の好感度が急上昇ランク上位!
そして、個人的に周と真昼関連以外で印象的だったのは、樹と千歳です。今までは毒にも薬にもならない感じでしたが、今回はかなりの好印象でした。
まあ周たちをからかっているのは一緒ですが、その言い方がかなり好きと言うか、ぶっちゃけ僕自身が言いたいことだな、という気がしました笑。
例えば周のとやり取りで、
樹「新婚さんのお邪魔をするのは心苦しいし二人でお熱く帰りなされ」
周「新婚じゃねえよばか」
樹「いや熟年なのは知ってるけど」
とか、
樹「よう二代目バカップル、元祖だから言ってやるよバカップルめ」
とか笑。
あとシンプルにいいな、と思うのは意外と細かいところに気が利く点です。
さらっと真昼が周の家に入り浸っていることをバラした時は、普通に「こいつ……(呆れ)」と思ったものの……。
周と真昼が同じマンションに入るシーンを目撃した人がいるらしく、「あらぬ勘違いされない内に正確な情報で訂正しとけ」と言います。
「こいつ……(かっこいい……)」
もう家に泊まる仲なの?って思われるのは特に真昼にとって良くないでしょうからね。
冷やかしつつも重要なフォローをしてくれる、こういうキャラはかなり好みです!
天使様の水着お披露目……!
樹「ひゃっはー!オレ達の夏休みがやってきたぜえええええ!」
始まる夏休み、まず周と真昼の2人はプールへ行きます。
水着姿の天使様ですよ、プールに来ている人の目から守るため、周が上着を貸すレベルです。
うーーん、でっ(ここで文は途切れている)
あと水着のままでくっついて来るのは色々とやばいと思いましたけどね〜、小悪魔モードの真昼は、「……こういう時、当ててるのよと言うのが正解なのでしょうか」と言います。
そーれはやばいって。周は堪らず円周率を数え始めます、3.1415926535…。
真昼がナンパされると言う定番の展開もありつつ、樹と千歳と出くわすという展開もありつつ、いちゃついています。いちゃいちゃ、いちゃいちゃ。
天使様シリーズはこれに尽きますね。いいぞもっとやれ。
もはや結婚してるでしょ、2人揃っての帰省編!
ドキドキプール編のあとは、周の実家への帰省です。真昼は家庭環境がアレなので帰省先もなく、共に周の家へ。
真昼は周以上に歓迎されているのでそれは良かったのですが、周は「実家なのにアウェー」という感想を抱きます。
なんかすげー楽しそうだけどね。あ、付き合ってることは秒でバレました。
天使様と夫の実家(笑)
小さい頃の周に興味津々の真昼は、周の両親から色々と聞き出してしまいます。自転車で電柱に正面衝突は結構痛そうだな……。
何を聞かれたか気になる周は真昼にくすぐり攻撃を仕掛け……、
- ゆるりと(中略)びくんと実にわかりやすく体が揺れた。
- 腰を指でゆるゆるとさするだけで「ひっ」と小さく息がこぼれている。
- 「ふっ、ちょ、まっ………ふふっ、周く………」
いや、くすぐってるだけダヨ??
って言うか実家なんですけど。下の階に周の両親いるんですけど。
これに限らず、なんかえっっ、みたいな展開が多かったと思います。周くんがいっつも理性と戦ってるし。
何はともあれ、真昼が本当の実家のように過ごしているのは良かったですね。恋人の実家に2週間いるとか、実際はめちゃくちゃ緊張しそうだし…。
因縁の相手「東城」との邂逅だが……?
そして第15話のタイトルは『過去との決別』です。
真昼と共に家の周囲を散歩していた周は、かつて悪意を持って近付いてきた少年、東城と再開します。
周が地元を離れて今の性格になったきっかけであり、東城はまさに因縁の相手と言っても過言ではありません。
まあこのシーンを読めば「それがなくても最悪なやつじゃね?」と感じることでしょう。もう天使様の正反対、少しの会話だけで性格の悪さが分かります。
そんな彼に出会った周は完全に過去を乗り越えており、東城のことを相手にしません。
タイトル通りの決別をした周。背を向けた瞬間に殴られるんじゃないかと心配しましたが、流石にそれはありませんでした。
余談ですが、この場面の挿絵は、SAOで「ビーターか、いい呼び名だな」って言っていたキリトを思い出しました。
強くなった周と星空と天使様
そして、過去と決別した日の夜。周と真昼はベランダから星空を見て、なんかやけにいい雰囲気に。
そのまま周は寝室に真昼を誘います。
あれ?? と思ったみなさん、ご安心ください。変なことはしません。
あ、でも……キスはしました!!
しましたああああ!! まあこれ冒頭にカラー絵があったので、それ見てた人には衝撃の展開ではないんですが…。
4巻ラストで告白、5巻ラストでキスですかそうですか。まあ約2ヶ月の間は開いてますけどね。
さて、そのまま周のベッドで眠りについて5巻は終了となりました。
何度も言ってるけど実家なんですけどーーーー!?
『お隣の天使様5』まとめ
はい、というわけで『お隣の天使様』シリーズ5巻でした!
それでは最後に今回のまとめです。
次回は5.5巻で短編集らしく、過去の話が中心となるのかな?と思います!
それではまた次回!