来たーーーーーーーーーーー!
今回はこちら、Re:ゼロから始める異世界生活24 (MF文庫J) [ 長月 達平 ]
これぞナツキ・スバル!
前回の最後に数回目のリスタートを切ったスバル。
今回は記憶喪失のことを相談し、前向きに問題の解決にあたり、死に戻りで得た知識をそれっぽくごまかしと、最近のスバルらしさ全開です。
前回で小説6巻までのザンネン・スバルの話は終わり!ということでしょうか。
エミリアたんのことをエミリアちゃん、ベア子のことをベアトリスと呼ぶなど違和感はありますが、「○○ってきょうび聞かねぇな」はしっかりと出て来ました笑。
読んでいて違和感がないほどスバルらしいスバルで(ややこしい笑)最悪の鬱展開にはならなさそうな出だしです。
メィリィ・ポートルート
結局、スバルを突き落とした犯人はメィリィだったと分かります。確かに『暴食』にしてはやることが地味だったな…。
加護によって親に捨てられ、加護によって魔獣に助けられた少女メィリィ。スバルと仲間たちのお陰で、本当の人間としてのスタートを切ることができそうです。メィリィから見たエルザのことも語られ、ボブ(多分)姿のエルザを見ることができます(可愛い)
今回はシャウラとエルザがカラー絵で描かれていますが、どっちもすごい美人だな…。
(まあ本当に神がかってるのは、この後登場する白黒の挿絵の方ですが。)
現れた『暴食』のルイ・アルネブ。現れたあの子。
その後スバルは、仲間たちが見守る中、レイド・アストレアの死者の書に挑みます。
しかし、白い空間でスバルを待っていたのは「魔女教大罪司教『暴食』担当、ルイ・アルネブ」でした。プリステラの攻防でベアトリスやオットーの前に現れた少女ですね。こいつの口車に乗せられ、危うく「喰われて」しまいそうなスバル。
しかし、他の人物が干渉できないはずの精神世界に現れたのは、今のスバルは覚えていない、青い髪をしたメイド服の少女。厳しく、しかし優しく、
「ーー立ちなさい!!」
と叫びます、、、、、、
来たーーーーーーーーーーー!
神がかった、いや鬼がかった挿絵と共に、実に7巻以来のスバルとレムです!
「やれますよ。だって」「——スバルくんは、レムの英雄なんです」
知らないはずのレムに、スバルは強く心を動かされ、もう一度立ち上がります。アニメなら、神回の再来ですねこれは…。
もう思わず声が出そうになりました。これは神展開すぎる。
五つの障害
目を覚ましたスバルを待っていたのは、塔を襲う数々の危機ですが、今度こそ何かが変わるか…と思いました。しかし、暴食、魔獣、レイド、サソリ、魔女の魔手と現れる障害は多く、苦戦を強いられます。というか死に戻りします。
このスバルの記憶では初めてのセーブポイント更新が発生、『暴食』との邂逅の直後になります。
そのループではハイパーセンス(『強欲』の権能だと考えるのが妥当?)に目覚めたスバルがサソリ=シャウラだということに気付きます。塔を派手に荒らしていたからルールに抵触した、ということでしょうか…。
『暴食』の片方を倒すことに成功しますが、なんともう片方はレイドに乗っ取られたことが分かります。試験会場から自由に出ることができるレイドの強さに何もできず…。最後には魔手がやって来ます。色々な新事実が明らかになった回でしたが、やはり死んでしまうスバルたち。
そして24巻最後の回ではルールの5個目、試験を破壊できるというトンデモルールが明らかになります。スバルはスムーズに身投げ、また次回の最初に新たなループが始まります。
まとめ:レム登場ーーーーーーー!
とにかく今回はレムですね。これ以外はまあいいよ、脇に置いておこう。レムだ、今回はとにかくレム。
この前出て来たレムと言えば聖域編でしょうか。
まあ聖域の試練に現れたレムは脈絡もなく、実際『色欲』の魔女が化けていましたが。
しかし今回は『暴食』の大罪司教の世界ということで、これは本物でしょ!
この塔での物語も決着が近いようです。結構早かった気もしますが、次でもう5巻目ですね。レム復活の兆しととらえ、先へ進みましょう!
一から……いいえ、ゼロから!(流石にこの言葉は出てきませんでした…残念!)
スバル死亡回数 3
累計29