期末テストがスタートです…。
というわけでこんにちは。今回紹介するのはようこそ実力至上主義の教室へ6 です。
前回で体育祭も終わり、今回は2学期の期末テストがメインイベントとなります。中間、期末で1回でも赤点取ったら退学ですからね。
大学で単位と戦っている身としては、かなり恐怖を感じます。まじで下位層にとっては地獄でしかない。
さらにテスト勉強がきっかけとなり、「綾小路グループ」という陽キャっぽいグループも結成されます。
初期のぼっちさから変わっていく綾小路の学校生活にも注目です!
ペアで戦え、クラス対抗ダブルス試験!
そんな期末テストですが、今回はシングルスではなくダブルスです。つまり2人でペアを組み、その合計得点が重要になります。
さらに、期末の問題はクラス単位で出題し合うというルール。これはかなり面白いですね。ライバルに対して問題を出題する、という経験はなかなか無いですから。もちろん、退学がかかっている点を除けばですが笑。
高校の1、2年の時にこういうのがあっても良かったかもしれないな、と思います。同じクラスに学年一位がいたので、他クラスへの難しい問題を考えてもらえそうです笑。公立だったので実現はほぼ不可能でしょうか…。
綾小路、リア充への一歩を踏み出す
そして今回、綾小路の周辺でも変化が起きます。これがこの巻のメイントピックだと思いますね。
まずは綾小路グループという謎のグループ。期末テストに向けた勉強会がきっかけでできた仲良し5人組、的な感じです。綾小路と佐倉、勉強会の先生役の幸村、実質的には新キャラの長谷部(女子)と三宅(男子)の5人になります。
ちなみにこちらは綾小路の手先になるようなグループではなく、単純に仲良し、という感じです。ご安心ください。
次に綾小路にモテ期が到来?という出来事も。前回のラストのリレー効果のようです。足の速さがモテに直結したというより、元々顔とクールさがあった綾小路が目立つようになったということですね。
綾小路&堀北 VS 櫛田&龍園
そして深刻なのは、綾小路の正体に龍園が近付いていることです。まだ的を絞っているわけではないですが…。なんにせよ、こいつあり得ないほど酷いですね。いつか退学してほしいと切に願います。
綾小路とも間接的に関係する話ですが、堀北と櫛田の問題もより深刻になっているようです。なんと、期末試験の成績を活用した、退学を賭けた勝負が勃発してしまいます。まあ堀北&綾小路が退学、ということにはなりませんでしたが(そらそう。よう実が終わります)
このように綾小路、堀北、櫛田、龍園の思惑が交錯する、計略の戦いが描かれます。
1巻ではとにかく赤点組を引き上げれば良かったのが、随分と複雑な状況になってきました。そのことに気付いているのは綾小路たちごく一部なのも難しい話ですね。
表の綾小路グループ、裏の龍園
個人的には、今回は綾小路の周囲の変化が大きなポイントだったと思います。綾小路グループの結成など、順調にリア充へと近付く表の姿と、龍園との戦いを決意する裏の姿のギャップがすごいですね。
「悔いの残らないように全力で来い。おまえの好きな土俵に合わせて遊んでやるよ」
という独り言は、もはや友達作りに困っていた人とは完全に別人であるような気がします…
冷静に考えるとこのセリフかなりカッコいいですね…。僕も今度言ってみようと思います。
そんなこんなで、今後の学校生活のターニングポイントとなりそうな印象を受けた6巻でした。そろそろ龍園との直接対決に向かいそうな様子ですし、巻を追うごとにストーリーが盛り上がって行くのを実感します!